あたしの隣には、
「あった! お前、3組なっ!」

「えっ、あっ、うん!」

「ちなみに俺も3組♪」

「あっ、ありがとぉっ!」


その男の子は、新入生らしく・・・。

っていうか、名前まだ知らない・・・。

今聞くのは、ちょっとおかしいかもしれないけど・・・、今聞かなきゃ、いつ聞く!!


「えっと、ごめんやけど・・・」

「ん? あっ、名前?」

「うん・・・」

「柴崎祐(シバザキ タスク)!」

「た・・・す・・・?」

「たすく!!」

「た・・・、たすく・・・?」

「そう! 祐!」

「祐・・・!!」

「おぅ! ってか、もう時間やべぇよ! 急ぐぞ!」

「うん!」



あたしと祐は、走って教室に向かった。

祐は1-3の教室の場所をもう知っていて、あたしは必死に祐に着いていった。

< 7 / 24 >

この作品をシェア

pagetop