恋の悪魔(仮)
第2章

始まり




―――今から一年前に遡る




「高坂ー!パス、パス」

「おっけー」


彼は、高坂 那智(こうさか なち)


バスケットボールをつきながら
コートを突っ走る那智の姿




ピッピー・・


試合終了のホイッスルがなり
部員達は挨拶をしてベンチに戻ってきた



「みんな、お疲れ様ー」


「お!沢田見てたかー?」



沢田 満月 (さわだ みつき)

それがあたしの名前。



「見てたよー!
今日も高坂絶好調だったね」


「当たり前だ!
バスケは俺の生き甲斐だからな」


二人で笑い合うこの時が1番好きだった


 

< 10 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop