恋の悪魔(仮)
那智Side
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「あーいた!那智くぅ〜ん」
屋上で休んでいたところに
うるせぇ女がよってきた
香水くせぇー・・
今の俺には、気分が悪くなる臭いだ
身体を起こして、立ち上がると同時に
女が腕にしがみついた
「那智くん、逃げないでよ」
「・・邪魔」
冷たく言い放っても、女は離そうとしない
「ねぇー?そろそろあたしの相手してよ」
腕に胸を押し当てながら、
俺を誘惑しているつもりだろうが・・
俺にはきかない・・
「俺はフリーの女には興味ない」
腕にしがみついた女を押して、屋上を出た