青春はこれからだ!!
ばんっと

机を叩いたような音



小沢だった
小沢はすぅっと息をすう
俺は何を言い出すのかとかるく緊張していた

「・・・・おなかすいちゃった☆」

だが小沢が発した声はあまりにも
単純な音だった

・・・笑ってる?
一瞬そう思ったけれど
小沢の目は怒ってるでもなく
悲しむでもなく

だった
なんとも不気味な感じで
知らず知らずのうちに
俺は軽く体をこわばらせていた


「ふみちゃん、いっしょにお菓子買いにいこ?」

俺はその場をすっと立ち
小沢の後についていった

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