恋夢
『女』として
電話通り30分早く、瑞穂の家に向かった。

瑞穂は部屋に案内してくれた。

え?
ドレッサーの前に座らせ髪をいじる。

『何するの?』

『「女」にするの。振り向いて欲しいでしょ』
『…うん。ありがと』
瑞穂は手際良く、髪をサラサラストレートにしてくれた。

『髪伸びたね。伸ばしなよ』

『そうだね』

凄いな。

ヘアアイロンあるけど使ったことないし。
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