君の隣で





とか思いながら自家製クッキーを食べる。


あぁー…我ながら美味いわぁ。


「なんだよそれ」


食い物に食い付く男、ここに一人。


「クッキーだよ」


「美味そうだなソレ。ちょっとくれよ」


「まぁ、ちょっとなら」


と言って、ためしに2個渡す。


お腹が減っていたのか、一個を一口でパクリ。


もぐもぐもぐ…


「………んめー」


「それはどうも」


矢野くんは、残りのもう一個のクッキーをまたまたパクリ。


「うまーい。じゃ、寝るから、このクッキー残しといて。おやすみ」


そう言って、私の膝の上に頭を乗っけた。


こここここれは…!!


世に言う、膝枕というやつでは…!?





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