君の隣で
そこで、宮本が起きたようだ。
また前から女が飛び出す。
確かコイツは
樋渡 つらら
-ヒワタリ ツララ-
「ん…。あ、矢野くん…おはよう。」
「あ、はよ」
あ、挨拶しちまった。
「飛鳥」
「ひぇ?んぁ…つららちゃん」
「ほら、起きて。もう着いたわよ」
「んに~。もうちょっとだけぇ」
そう言って俺の腕をギュッと抱きしめる。
多分このとき、俺の顔赤かったと思う。
だって、亮太と樋渡がめちゃめちゃニヤつき顔でこっち見てたし。