君の隣で
ちょっと落ち着こうと、外を見ると
そこはホテルだった。
って、もう着いちゃったの!?
もう夕方だし…
もしかして私たち、ずっと寝てたの!?
それヤバイよ!!
「矢野くん。起きて、矢野くん!!」
「ん……」
矢野くんは、目を覚ましたようだ。
「ここ、どこ…」
あ、寝起きの矢野くん可愛い♪
じゃなくて!!
「ホテルだよ!!ホ・テ・ル」
「ふぅん…。って、ホテル!?」
矢野くんは、ヤバいじゃん、と言いながら降りる準備をしている。
もちろん私も。