君の隣で
ちょっと怒りを覚えたけど、ここで怒ったら矢野くんの思うがままの気がしたので、怒ることをしなかった。
「………俺さ、好きなんだよね。宮本のこと」
そんなとき、矢野くんが口を開いた。
……じゃなくて!!
今、私、告白、されなかった!?
矢野くんの方を見ると、ちょっと目があった。
けど、顔を真っ赤にしてそらされた。
あ、マジで告白されたんだ…。
「えと…。付き合って、くだ、さい…」
「………はい」