君の隣で





「……」


「……。ねぇ梓。別れなきゃ…ダメなの?私、私…ずっと梓の隣にいたいよ。梓の隣で、笑っていたいよ…」


涙は、また溢れだす。


飛鳥。


こんな名前、嫌だった。


だって、男みたいだから。


でも、梓に会って、あんなに嫌だった名前が、好きになったんだよ。


ねぇ、別れたくないよ。


ずっと傍で笑っててよ。


ずっと、私は君の隣にいたいんだ。




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