君の隣で
「あーちゃん。俺と一緒にいたら、あーちゃんも苦しむかもしれない。それでも…いいのか」
「ウン…。それでも、傍にいたい。梓の隣にいたい」
「……そっか。」
「梓。私は君の隣にいたいです。これからも君は、私の隣にいてくれますか?」
「………はい」
梓は、泣きながら、笑いながら頷いた。
きっと、これからの私たちにはこの一瞬一瞬が大切に思えるんだろう。
きっと、これから梓は苦しむことがあるんだよね。
だから私は、君の隣で笑い続けることを誓います。
-fin-