そんな、バナナ

『………あれ?』



そう言えば大井君が姿がない。

(やっぱ嫌なのかな)


そんなことをふと思ったりする


『………。』

「………見さん?」

『………。』

「おい!ミリン、当てられてるぜ。」

『……え?あ…』

「新見さん?教科書読んでもらえる?」

『あ、はい。すいません。えーっと…』

~~~

授業が終わるなり隼人とりんが私の方を向く

「どうしたんだよ、お前」

「ホント!ホント!あの先生の授業真面目に受けてたじゃない?」

『ちょっと考え事しててね…』


「大井の事か?」

『…え?』

「やっぱりな」

『嫌われてのかな私…』

するとすぐに由宇がつっかかってきた

「そんな訳ないじゃん。逆に大井君が嫌われてる感じだよ。だから気にしないっ!」

『…う、うん』
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