そんな、バナナ

疑 問

「………!」


紙に気付いた大井君は少し驚いたようだがすぐに視線を元に戻した。


(…もしかして私、嫌われてる?)


そう考えているうちに1時間目は終了した



そして次の授業も同様に彼は外をぼんやり眺めるばかりだった




そしてやっとお昼の時間。

『はぁ~』

大井君に聞こえないようにため息をついた


何でこんなに疲れてるんだろ、私。

そして

バタバタバタバタッ

走る音が聞こえたと思えば

「ごめん、りん!今日先輩とお昼食べることになっちゃった。じゃあ行くね」

と言って由宇は先輩の所へ行ってしまった

『…はぁ、全く。』


由宇の行動力は毎回すごいと思う


とりあえず屋上で空でも見ながらご飯食べよっと

そう思い席を立ち教室を出た
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