そんな、バナナ
この学校の屋上は人気がほとんどなく、私の秘密の場所的な存在になっている。

案の定、屋上には私1人。


『んん~。やっぱ屋上は落ち着くな~』



リラックスしているとガチャッと音がした。


「やっぱここか!ミリン!一緒にメシ食おーぜ!」


『誰かと思えば隼人か~』

「俺で悪かったな(笑)」


そう言って私の前に座る隼人。


そして隼人は黙々と購買で買ったであろうパンを食べ始めた。

私もお弁当に手をつける


「………」

『………』

2人で食べる時はいつもこんな感じだった。

(でも、何か今日は違う?)
『何でチラチラ見てくんの?』

「お前相当疲れてるだろ(笑)」

『え?そりゃ色々あったからね』

「だろうな。そういえばさ、大井って何か変わってるよな」

『…え?』

「俺、あいつ裏があると思うんだよ」
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