夢の時間
辰巳を見ると、1人まだカルテを前に口角を上げて黙っていた
恵理子を見ようとは絶対にしない
辰巳も心が揺らいでいるのだろうか・・・
平田が考えていると恵理子が腕を掴んできた
さすがに水泳を始めただけのことはある
以前に比べ握る力が強くなっている
平田が関心していると、恵理子は言った
「せめて今度の大会には出させて・・・そしたら・・・諦めるから・・・」
途切れ途切れに発せられた言葉に辰巳を見た
辰巳はまだ考えていた
「辰巳先生はそんなに私から何もかも取り上げて楽しい?仕事だから?それとも私のことが嫌いだから?」
答えようとも振り向こうともしない辰巳・・・
その態度に恵理子は起き上がるとベッドから降り外に出ようとする
思わず平田は離れた恵理子の腕を掴む
その腕は病衣の上からでも分かるくらい以前より逞しくなっていた
恵理子を見ようとは絶対にしない
辰巳も心が揺らいでいるのだろうか・・・
平田が考えていると恵理子が腕を掴んできた
さすがに水泳を始めただけのことはある
以前に比べ握る力が強くなっている
平田が関心していると、恵理子は言った
「せめて今度の大会には出させて・・・そしたら・・・諦めるから・・・」
途切れ途切れに発せられた言葉に辰巳を見た
辰巳はまだ考えていた
「辰巳先生はそんなに私から何もかも取り上げて楽しい?仕事だから?それとも私のことが嫌いだから?」
答えようとも振り向こうともしない辰巳・・・
その態度に恵理子は起き上がるとベッドから降り外に出ようとする
思わず平田は離れた恵理子の腕を掴む
その腕は病衣の上からでも分かるくらい以前より逞しくなっていた