夢の時間
来月から中学生になる恵理子ちゃんが初めて自分のやりたい事を口にした
大人の心を読むように、病状を把握するように、常に自分のやりたい事を我慢して我儘ひとつ言わず治療に専念してきた恵理子ちゃんが言った
「ん~部活がしてみたい。それも運動部!」
何かしたい事があるかと自分で聞いておきながら、ちょっと驚いた
即答で却下すべきとする気持ちと、安定してるから少しくらいっと許可したい気持ちの葛藤
無言で考えていると、笑いながら”冗談だよ”っと訂正してくる恵理子ちゃん
目を見れば、その瞳の奥が許可してっと祈ってる
冗談なんかじゃない本気なんだ
俺が困った顔してるから、本気だけど我慢して笑顔を見せてるんだ
大人の心を読むように、病状を把握するように、常に自分のやりたい事を我慢して我儘ひとつ言わず治療に専念してきた恵理子ちゃんが言った
「ん~部活がしてみたい。それも運動部!」
何かしたい事があるかと自分で聞いておきながら、ちょっと驚いた
即答で却下すべきとする気持ちと、安定してるから少しくらいっと許可したい気持ちの葛藤
無言で考えていると、笑いながら”冗談だよ”っと訂正してくる恵理子ちゃん
目を見れば、その瞳の奥が許可してっと祈ってる
冗談なんかじゃない本気なんだ
俺が困った顔してるから、本気だけど我慢して笑顔を見せてるんだ