夢の時間
7.引き戻された現実
7.引き戻された現実

目が覚めると日が昇り始めていた

朝だ・・・

身体を起こす

どこも痛くない

病院ってことを除けば昨日までと同じ平和な朝だ

そんなことを思って窓辺に椅子をおき眺めていると平田が入ってきた

「おはよう 気分はどぉ?」
「病院じゃなきゃ最高」

「そぉか・・・採血したいんだが・・・」
「・・・いいよ どぉぞ」

そぉいって窓辺では出来ないのを承知でわざとパジャマの袖をまくり腕をだした

「ベッド戻って」
「・・・」

冷たく言い放たれた平田の言葉に何も言えず無言でベッドに戻り横になった
< 124 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop