夢の時間

一人になった部屋でボォっとしていれば、蘇るのは水泳をして楽しんでいたころのこと

昼食が運ばれてくるとお膳を前に力失せた

”食欲出るかな・・・”

独り言を呟いてみてもヤッパリ食欲は出ず・・・

食欲の無いキリキリと痛む胃を騙し騙し半分ほど食べたところでスプーンを置いた

お膳を下げに廊下にでるとムラが返却お膳の確認をしていた

一旦部屋に戻ってっと思っていたら気付かれた

「食べれたかぁ？」
「・・・少し」

「そぉか・・・」
「少しでも食べれたんだから点滴しないでね」

「・・・様子次第だろうな　俺が決めることじゃないし・・・」

確かに研修医のムラじゃどぉにもならないけど、それをストレートに言われると言った自分を後悔する