夢の時間
「俺は反対だ。でも、どうしても恵理子ちゃんは水泳がしたいそうだ 辰巳先生どぉ思う?」
「いや・・・どう思うも何も・・・」

驚き言葉に詰まる辰巳に平田は淡々と告げる

「聞くまでもないと思ったんだけど、恵理子ちゃん諦めないって」
「恵理子ちゃん??何で水泳部なんだ?」

下を向いたまま顔を上げようとしない恵理子の顔を覗きこむように辰巳は話しかける

「何で水泳部じゃ駄目なの?」

どんなに辛い検査や治療にも涙を見せない恵理子の涙声

辰巳はそんな恵理子の意思を確認するように聞いた

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