夢の時間
そして週末、大会エントリーのための部内記録会

朝、いつものように集合し各自でアップを済ませると、猿藤が記録ノートとストップウォッチを持って現れた

「おはよう 今日は今度の大会のエントリー用の記録会だ 今のベストを出せよぉ」

そぉ言うと遅い者から順にタイムを計ることになった

もちろん恵理子は最初のグループ

「恵理子、頑張ってね 向こうまで泳げたら50メートルだからね」

「泳げなくても大会には一緒に行こうね」

「向こうで待っててあげるね」

先輩方にいろいろ声をかけられ、少し緊張気味に笑顔を返すと、猿藤の合図でスタートグリップに手をかけた
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