夢の時間
初めて見せる頑固ぶりに手をつけられなくなり無言で部屋を後にする平田と辰巳
残された研修医は窓辺に椅子を置き恵理子に話しかけた
「布団かぶってると苦しくなるぞ」
言われて少し顔を出す恵理子
「部活の仲間も心配してたよ」
忘れていた仲間のことを言われて思わず研修医を見れば、含み笑いをして話しだす
「顧問の先生に病気のこと言ってなかったんだな」
「・・・」
「救急車で運ばれてきたとき、コーチらしき人が”練習のさせすぎだったかもしれません”って嘆いてたよ 平田Dr.、持病の発作だって言わなかった」
「えっ??」
「リコが自分で言わなきゃいけないことだから黙ってたんじゃないかな・・・」
「・・・」
「平田Dr.も辰巳先生も部活の人からプールでリコが楽しそうにしてたこと、色々聞いて嬉しそうだったよ ホントは水泳もっとさせてあげたいって思ってるんじゃないかな・・・」
「そんなの・・・」
「諦めきれないなら、今は回復に専念して、回復した時もう一度お願いしてみれば?」
「・・・」
研修医はそれだけ言うと去って行った
残された研修医は窓辺に椅子を置き恵理子に話しかけた
「布団かぶってると苦しくなるぞ」
言われて少し顔を出す恵理子
「部活の仲間も心配してたよ」
忘れていた仲間のことを言われて思わず研修医を見れば、含み笑いをして話しだす
「顧問の先生に病気のこと言ってなかったんだな」
「・・・」
「救急車で運ばれてきたとき、コーチらしき人が”練習のさせすぎだったかもしれません”って嘆いてたよ 平田Dr.、持病の発作だって言わなかった」
「えっ??」
「リコが自分で言わなきゃいけないことだから黙ってたんじゃないかな・・・」
「・・・」
「平田Dr.も辰巳先生も部活の人からプールでリコが楽しそうにしてたこと、色々聞いて嬉しそうだったよ ホントは水泳もっとさせてあげたいって思ってるんじゃないかな・・・」
「そんなの・・・」
「諦めきれないなら、今は回復に専念して、回復した時もう一度お願いしてみれば?」
「・・・」
研修医はそれだけ言うと去って行った