夢の時間
翌日、村井が息抜きに屋上に行くとベンチに座って遠くを見つめるリコがいた

近づいて顔を覗き込むまでリコは村井に気付かなかった

「何見つめてる?」
「・・・あっ・・・」

「横座っていい?」
「・・・うん・・・」

リコは相変わらず遠くを見つめ寂しそうにしている

村井はリコが見つめる先に何があるのか目を凝らした

そこにはドーム型の屋根が見えた
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