夢から覚めて
「今から行ってもイイか?」
「来ても起きないぞ」

「顔見るだけでいいんだ なぁ?」
「相変わらず心配性だな」

電話を切って一時間もしないうちに平田は来た

「はぁはぁ・・・どこだ?」

駐車場から走ってきたのか、息を切らしながら藤田の前に現れた平田

「焦るなって 第一診察室のベッドだ 点滴に安定剤混ぜてるから起きないぞ」

藤田が言い終わるよりも早く平田はドアを開けていた

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