夢から覚めて
「気分、少しは良くなった?」
「はい」

「今夜は一晩ココに入院ね たぶん大丈夫だと思うけど、熱がまた上がったら大変だから」

子供を扱うように恵理子の頭を撫でて頷くと、藤田はナースに部屋へ案内させた

町の小さな医院

入院設備があるわけじゃない、処置室の奥にある一部屋だけの安静室

用意された病衣に着替えて布団を被る

落ち着かず右・・・左・・・コロコロしているとそのまま寝入る
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