夢から覚めて
病棟に上がるとリコは平田に言われるまでも無く布団に入った

「まだ眠い?」
「・・・1人になりたい」

リコが1人になりたいと言うときは決まって隠し事がある

そして1人で抱え込むときだ

「話し聞くよ」
「いい・・・一人にして」

「そぉか・・・」

平田は予想通りのリコの返事に、リコの頭を撫でてから部屋を出た
< 133 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop