夢から覚めて
「今日も夜勤?」
「いえ・・・」

そぉ村井はリコが入院してから毎日、夜勤でもないのに医局に詰めっぱなしだ

「少しは身体休めないとだよ」
「・・・」

もっともな言葉に何も返せない

「恵理子ちゃんのこと気になる?」
「はい・・・」

「今ぐらい気に掛けてあげていれば、あそこまで酷くならずに済んだだろうね」
「・・・」

「反省してる?」
「はい」

村井の返事を冷静に聞きながら平田は背もたれに身体を預け、天井を見上げて話し始めた
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