夢から覚めて
聴診器を耳にかけ準備する村井を前に恵理子はふと恥かしくなった

「リコ、聴診するから服あげて」
「うん・・・」

俯きながら服の裾を握って躊躇する恵理子

そんな顔を赤らめる恵理子に村井が気づく

「リコ、ひょっとして何か意識してる?」
「・・・」

聞かれたことに答えられず、俯いたままいると村井が言う

「診察だよ」
「うん・・・」

「リコがそんな顔すると、俺まで意識しちゃうだろ 早く」

急かされて躊躇して胸ギリギリまで上げると村井はすかさず聴診器を当て目を閉じた

聴診器を移動させる度に乳房にふれる村井の手に恵理子はドキドキしていた
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