夢から覚めて
そんな中、マネージャーで部活復帰した頃から恵理子は小柳の目線が気になっていた

最初は体調を心配してくれて頻繁に声を掛けてくれているのだろうと思っていたが何か違う

っと思っていたら練習が終わったプールサイドで部員と小柳が話しているのを聞いてしまった

「春さんって恵理子のことLoveっすよね?」
「しっ!声がデカイ 聞こえるだろ」

「照れてる 春さん・・・」

恵理子は片付けから戻ったプールの入り口で足を踏み入れられずに固まった

”コーチが自分のことを・・・”

驚きながらも、不思議と嫌な感じはしなかった

ただ・・・村井のことを思うと切なかった
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