夢から覚めて
園内の地図をテーブルに広げて見入る小柳

「高いとこ苦手ならスピードや暗所もダメだろ?」
「・・・はい」

申し訳なさ気に言えば、いつも通り”気にするな”って言わんばかりに頭を撫でる

「ん~乗れるもんないなぁ~」

それでも残念そうな顔をする小柳に、心の中で何度も謝る恵理子

「どっか行きたいとこない?」

地図を向けられ見渡して行きたいところを探す

「ここ行きたいです」

イルカショーを指させば、OKっといつもの明るい表情を向けてくれる
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