夢から覚めて
再びベンチに座って地図を広げる

メリーゴーランドに目がとまる

これなら乗れそう・・・でも小柳には・・・

躊躇していると、先輩とマネージャーが走り寄ってくる

「春さん探しましたよぉ~ってかアイツ何とかしてください・・・俺付き合いきれないっす」
「ん?マネージャーがどぉかしたか?」

「乗りたいって・・・」
「何?お前でも乗れないもんあるのか?」

先輩が愚痴るように小柳に話していれば、マネージャーは恵理子の横に座って言う

「恵理子ぉ~一緒に乗りたいものがあるの」
「えっ・・・」

「メリーゴーランド 乗れそうじゃない?」
「うん」

マネージャーの言葉に嬉しくて満面の笑顔で返事をすれば、そぉいうことかっと納得した小柳と先輩が白い目で見る

「男には分からない女の子の夢よ 2人で行くからいいわよ」

マネージャーは白い目で見る2人に言うと、恵理子の手をとった

歩く後ろから、先輩と小柳が並んでついてくるのが話声で分かる
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