夢から覚めて
何も見てないふりをして、カバンを恵理子に渡すと薬を出し口に含む

暫くすると落ち着いたように体を起こす

「もぉ大丈夫か?無理するなよ」
「心配かけてすみません」

「いや・・・大事な部員だからな」
「・・・ありがとうございます」

去り際、小柳は恵理子に呟く

「さっきのは冗談だ 忘れろ ついでに昨日ことも 俺も忘れるから」

恵理子は小柳の言葉通り忘れることにした

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