転校先はパラダイス!
「めぐっちゃーん!!転校生だにょん!」
「市胡くん!大きな声出さない!」
私は長い長い階段を上がって
疲れ果てたところで
職員室のようなところへついた。
もうここは学校とは思えないほど
綺麗で大きい。
全ての壁が大理石って....
床もツルツルしてて
どこかの高級ホテルみたい。
「凪谷飛世さんね。あなたのクラスはもう決まってるわよ」
お嬢様のようなこの先生。
青がかったくるくるの髪を肩までのばし
化粧はほとんどしてないんじゃないかってほどナチュラル。
「今日からよろしくおねがいします」
私は軽く頭を下げると、
さっきの男の子が私に向かって
「俺の名前は市胡太郎!(イチゴ タロウ)多分君と同い年^^」
「そうなの!?よろしくね!太郎くん^^」
「太郎なんて、ありきたりの名前だからすぐ覚えちゃうでしょー」
「あは^^だね^^」
楽しくなるかな。
9時を告げるチャイムの音が
ラトイナでの生活が
始まる事を告げた