秘密の同居《番外編》
「…俺もだ。
お前から教わる事が多くて、いつだって飽きない。
幸せだと思ってる。
俺の方が好きだと思う。」
また半泣きになっていると、笑いながらスーツを脱いで、あたしの服も器用に脱がせた。
あちこち丁寧にキスを落としながらあたしを追い詰める。
心地いい体温と快感に酔いしれながら、綺麗な顔が歪むのをぼんやり見上げた。
「………ね、校長にいつあたし達のこと言ったの?」
息が整った怜に、ぴったり寄り添いながら聞くと、グイッとあたしを抱き寄せながら答えた。
「お前と本田が噂になった事から。
勘違いされたらたまんねーだろ。」