秘密の同居《番外編》
「えっ?」
話しかけられたことに驚いたのか目を丸くさせてこちらを見上げた。
「…あんたって、モデル?」
聞いた瞬間、少し微笑んで頷いた。
「そう。
自慢じゃないけどね。
でも別に今モデルなんて沢山いるしさ。」
自信がある様に見えて謙虚。
「でもモデルになるために生まれて来たみてーな顔と体型だな。」
ぽろっと言った言葉に、また驚いた顔で見られた。
「……なんだ。」
ムッとして聞くと、また昨日みたいに顔が赤くなった。
「や!本田君にそんなこと言われるなんて思わなくて!
……………。」
嬉しそうな恥ずかしそうな顔で笑うから、なんだかこっちまで照れる。