秘密の同居《番外編》


「…ちょっと、考えさせて。」

俯いた彼女に、わかった。と頷いた。

それからは、考えている如月に気を使って視界に入らないように努めた。
だけど、なんだか彼女の行動が気になる様になってしまった。

1人で帰ってるのか…
楽しそうにしてるな
眠そうな顔してんな


そんなこんなしていると、本田君っ!と呼び止められた。
如月だと思い勢い良く振り返ると、そこには高橋が立っていた。

「あんたか。」

「なぁに?誰だと思った?」

ふふっと笑うので、別に。と吐き出した。

「ねぇ、本田君は如月さんをどう思ってるの?」

知っていたのか。とため息を吐いた。

「別に…可愛いと思う。
普通に一緒に居て面白い。」

「そう。
本田君、あなた如月さんに何て言ったのかわかってるの?」


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