秘密の同居《番外編》



『飽きない!?
ねぇ今飽きないって言った?
もう一回言ってぇっ!』


目を輝かせてベッドの上で飛び跳ねるあたしを怜は楽しそうに眺める。


『やーだーよ。
本当お前っていつまで経ってもガキみてぇだよな。
ほら、寝るぞ。』


え~?と不満気な声を出すあたしの手を怜は下から引っ張って、電気をパチッと消した。


慌ててベッドの中に潜り込んで怜の身体にぴったりと引っ付く。
慣れたようにあたしの頭の下に腕を置いて、もう片方の腕であたしの身体を抱き寄せる。
怜の鼓動を聞きながら暖かい体温に包まれて眠る瞬間があたしは一番幸せだったりする。


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