秘密の同居《番外編》
『…っえっと……あの…高橋愛美です。
春から養護教諭をさせていただきます。
…こんなんですが、頑張りますのでよろしくお願いします。』
ガッ!!
挨拶を終え、頭を下げた瞬間体育館に響き渡った鈍い音と鈍い痛み。
頭を下げた瞬間、勢い良くマイクに歯が当たったようだ。
クスクス…という笑い声が響く中で、耳まで赤いのが分かる程顔が火照った。
早く…早く降りたいっ!
校長先生の話しが終わって、ようやく降りれると思い、安心したのか足を踏み外し、階段から転げ落ちた。