秘密の同居《番外編》
「……だそうだ。
室井君。」
校長が彼に視線を向けるのと同時に、室井は本田君を見た。
少し眉をひそめて室井を睨む本田君。
「………俺が誰と仲良くしようが、関係ねーだろ。
お前それが気に入らなくてあの人に嫌がらせしてるだろ。
あの養護教員俺のだから、やめろよ。」
!???
ちょっと!誤解を招く事は言わないでってば!!
「…君達、後で残りなさい。」
ちょっとちょっと!
何よこの展開!
怜に助けを求めて視線を送ったが、一向にこちらを見てはくれなかった。
集会が終わった後、あたしと本田君と校長が残された。