黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】


「ちょっと来ないだけでほんと懐かしく感じるな〜」


あたしはバイクを降りて一言。


「これから毎日飽きるほど来ることになるな」


倉庫に入ると、顔を黒くしてバイクをいじってる裕也がいた。


「久しぶり〜」

「結奈来たのか〜。来ないかと思ったぜ」

「ごめんごめん」

「もう俺へとへと。あとは結奈に任せたからな♪」


……は?


「おにいっ!!ゆーたん来たああぁぁ!!!!」

「……………」


……この方が


あたしを待ち侘びてる方ですか……


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