黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】
家に帰り、ベッドに倒れ込む。
意識がなくなっては喧嘩を繰り返していたあたしの体力は……限界。
案の定、あたしはすぐに眠りについた。
『結奈』
『なーに?』
『将来、結奈には危険なことが起きるかもしれない』
『きけんなことぉ?』
『あぁ。だからな、今から教えること、ちゃんと覚えるんだぞ?』
『はーい♪』
『それから、これは大切なモノを守るときにするんだ。わかったか?』
『うん』
『よし、いいこだ』