黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】
気が付けば赤く染まった手……
という日々を１週間続け、アタシの名は広がった。
幸いにも、龍神に入っている、とは流れなかった。
──バコッ
──ドスッ
辺りに殴る鈍い音が響く。
最後の男を失神させ、アタシはタバコを吸って歩きだす。
「俺とも勝負しね？黒アゲハちゃーん♪」
また新たな男５人と殴り合う。
顔に傷１つないあたしは無敗。
すぐにこの男たちも殴り倒した。
そんなアタシを
誰かが見ていたとは知らずに──…
