黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】
見たいな…
サックス吹いてる姿…
「今年はやんないの?純」
流星が聞くと、純は「依頼はきた」と一言。
依頼はきた…とは
サックス吹いて下さいと
クラスの方々にお願いされた…ってゆーことなのか…?
「…あたし見たいな、純のサックス吹いてるとこ」
独り言だったあたしの発言に、みんなあたしを見て驚いていた。
「ん?なに?」
「…結奈ってそんなに…ねだるタイプだったか…?」
「は?」
裕也はそれだけ聞いてひとり、頷いていた。
あいつはなにに…ひとり納得してんだ…