黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】


あたしは泣く泣く他校生の男子(3人も…)に水を持っていった。

3人もいるが、全員違う娘を指名したのであたしの他にも2人、一緒にテーブルへ。


「メニュー、お決まりましたらお呼び下さい(ぺこっ)」


さっさと水を運んで言った。


「キミ可愛いよね」

「ありがとうございます」


笑顔…笑顔だ結奈。
笑顔を崩さず接客するんだ。

必死で自分に言い聞かす。


「彼氏とかいるの?」

「い『南さん、指名』


おし、いいとこにきた、案内係くん。


「失礼しまーす(ぺこっ)」


すぐさまテーブルを離れて、水を指名されたテーブルに…

テーブルに…


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