黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】


純は今日バイクらしく、久々に純のバイクに乗った。


前に乗ったときみたいにあたしの心臓はドキドキ。


この純の匂い……落ち着く……


少々飛ばして走るバイクは風がちょうど気持ちよい。


「……懐かしい」


1週間倉庫に来ていないだけなのにこう思うなんてびっくりだ。

「入るか」

「……うん」



あたしの心臓は、違う意味で高鳴った。


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