マイ★ボーイフレンド
空気は冷たいはずなのに、
空は燃えるような
夕焼けのオレンジだ。

ケーゴの背中に頬を
うずめると
暖かくて、
何とも言えない程、
こころが落ち着いた。

「あー、漕ぎづらい!
しかも重い!
お前
いい加減チャリ買ってもらえよ!」

「いいの、
あたしはグランド10周で
疲れてんだから。
専用タクシー必要なんだもん。」



私たちは、同じ団地に住んでいる。
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