マイ★ボーイフレンド
「どう?
やってくれない?」

黙り込んだユイに
部長が優しく言う。

「あの…
あたし、、。」

「ねえ、アサ
どうせバスケなんて
彼氏と一緒に
帰るついでにやってるんでしょ?
少しは貢献してくれたって
いいじゃない。」

三池先輩が
わざとうわの空みたいな
顔をして言った。

一瞬、何が起こったのか
わからなかった。

「玲子!」

部長はすかさず、そう制すると、

「まあ、とにかく、
考えてみて。」

と、分かりやすい
愛想笑いをした。
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