愛恋―あいれん―
私の過去
「私、寂しかったの。
高校入って
侑吏とクラス離れて
友達は…できたけど
みんな彼氏いて、
話ついていけなくて。
どこまでいった?とか
もうシた?とか…
そしたら急に
彼氏いないのが
空しくなって、
経験したことないのが
恥ずかしくなって…。」
ぽつぽつと話始めた私。
侑吏には
別れた話はしたけど
付き合った経緯とか
別れた詳しい内容とかは
話してなかった。
彼女いるって
思い込んでた私は
たった2年で
別れたのを知られるのが
なんだか恥ずかしかった。
ただ、好きだったのにとか
簡単な愚痴ばっかり言ってた。