kiss me PRINCE!!
あたしの見た目はデカくてゴツいし、性格だってこんなにひねくれてる。
そのうえ声は低いし、足開いて座っちゃうし、面倒くさがりだし、もうなんで女に生まれてきたんだろうってくらい。
ぼそぼそとそんなことを付け加えたあたしに、亜美はにっこり笑った。
「沙世、ちょっとこっちに来て」
わけがわからなかったけど、とりあえず向かいに座ってた亜美の隣に腰を下ろした。
そしたら亜美はおもむろに制服に手をかけ。
カーディガンと冬用セーラー服を少しめくり。
あたしの手をとって。
そこへ導き。
さわってみて、と言った。