何も知らないあなたへ
下に向かおうとする洋介

その前に

真っ白になる前に

「洋介・・・」

焼き付けておきたくて

「・・・ん?」


目と目が合って

見つめて、見つめ返されて

「愛してるよ。」

そう言えば
ふっと鼻から息をもらして
笑う洋介

「俺も愛してる」





泣きたくなった






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