何も知らないあなたへ
時間がもったいなくて
シャワーは済ませてきた

荷物を隅に置き
もう一度自分の姿を鏡に映し出す

ショートパンツから伸びる足は
適度に鍛えられ真っ直ぐ伸びて床を踏みしめる

この足をどう愛してくれる…?


胸元のザックリ開いたお気に入りのニットから遠慮がちに見え隠れする胸元は、日頃のお手入れのお陰か艶やかな光を放っているように見える

この胸をどう貪ってくれる…?

あの頃よりもくびれた腰
あの頃よりも短くなった髪
あの頃よりも欲する事に恥じらいのない目

そして
既に受け入れる準備の整っている潤った入口……


あなたはどう喜び喜ばせてくれるのだろう……


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